今回もタズサが主人公にあらず
銀盤カレイドスコープ〈vol.5〉ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 海原零,鈴平ひろ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09
- メディア: 文庫
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[評価:B2+]
ファン待望の5巻目は、ジュニアチャンピオンのキャンディ(キャンドル・アカデミア)が
ヒロインです。
前巻がヨーコがメインだったので、今回こそタヅサがメインのお話が読めると思っていた
のですが・・・。
お話は、
タヅサは怪我で練習の出来ないストレスを解消する為に京都へ小旅行にでかける。
その旅先で偶然出会ったキャンディと意気投合、自宅へ招いたのはいいけれど、
ヨーコとは秀悟をはさんで一触即発状態、おまけにキャンドルの義兄が
タヅサに一目ぼれと大騒ぎ状態に。
そんな折、偶然知った会場の観客全員がジャッジするオーディエンスコートのの大会が
日本である事を知り、急遽出場を決めるキャンディ。
だが自分が当然優勝すると思っていた大会で、当惑する結果を突きつけられた彼女は
試合後タヅサと口論になり・・・・・・
まぁオチは自分の目でご覧アレ。
っていうか、(多分)まだオチてないんだなぁ、これが(苦笑)
たぶん今年中にでるという銀盤の続巻はこれの決着編ですかね、と自分は思う訳です。
相変わらずスケーティング描写のテンポとかは素晴らしいです。
ちょとだけステルス
今巻のクライマックスであるキャンディとタヅサの対決シーンは
必見(この場合必読か?)です。戦闘モードに入ったタヅサがアスリートとしての
格の違いをまざまざと見せつけるシーンに読みながら思わず力が入ってしまいました。
あとは、今回端々にタヅサの今の心境(とくに恋愛面)の描写が出てきて
このシリーズ後半への伏線張りの予感がします。
キャンディの義兄・エアーは派手な登場の割りに今回は完全に噛ませ犬だったですね。
次巻ではタヅサをどう口説くのかな?(笑)
そしてキャンディの巻き返しなるか、タヅサが返り討ちにするのか、
vol.6に続くということで・・・・認識あってますかね?(笑)